MoEのような古いオンラインゲームの利点の一つとして、要求スペックの低さがある。
MoEの公式ホームページによるとCPUはPentium4、メモリは1Gでも一応動くらしい。
最近のWinタブの多くはこれよりずっと高性能で、推奨スペックの方を超えるものもある。
今回買ったMiix 2 8はメモリ2GでCPUがAtomZ3740である。
Z3740を含むBay Trail世代以降のAtomはそれなりに高性能で、Core2Duoに近い性能を持つ。
Cherry Trail世代(X-8000系)に至ってはドラクエ10もそれなりに動く。
実際にMoEをプレイしたところ、人が多くないところでは普通に動いた。
Sandboxを用いた二重起動にも成功したので、安いタブレットでもMoEはプレイできる。
Miix 2 8の利点は何と言っても350gという軽さである。
3DSLLが300g程度、ゲームギアが電池込みで520g程度ということを鑑みればMiix 2 8は携帯ゲーム機と言っても過言ではない。
タブレットなので、MicroUSBハブとマウス(なくてもギリギリ遊べる)、USBキーボードが必要になるが、軽量のものを選べばゲームギアと同程度の重さに収まる。
MoEは携帯ゲーム化しつつある。
タブレットの購入に際して気をつけたいのは、ストレージ容量(emmc,SSD容量)である。
オンラインストレージの隆盛によってかストレージ容量が32GB以下のものがかなり多く出回っている。
MoEの容量は10GB以上(13GBくらいある)と公式に書いてあるので32GBで足りると思うと痛い目にあう。
ストレージ容量はOSやシステムファイルの分が差し引かれるため、32GBは正味10GBくらいしかない。
そういうわけで、64GB以上のものを強く勧める。
ただし、MicroSDを仮想ハードディスク化(VHD化)することで、32GB以下のモデルでもインストール自体はできる。
まともに動くかどうかわからないので、今度検証する予定。
ストレージの問題がなければWN892がモバイルノートとしてもタブレットとしても使えるので、結構おすすめだが、ストレージが32GBなので惜しい。